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モナコは既に操り人形状態に。世界一の代理人が仕掛けたハメス・ロドリゲスの売却と今後の企み

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

負傷明けのファルカオが巨額移籍金で去る可能性も

モナコは既に操り人形状態に。世界一の代理人が仕掛けたハメス・ロドリゲスの売却と今後の企み
ラダメル・ファルカオ【写真:Getty Images】

 モナコは、昨季10得点をあげたFWリヴィエールもニューカッスルに手放したため、新たな攻撃手の獲得が必要だが、ファルカオにも、レアル・マドリー、マンチェスター・シティら、ビッグクラブへの移籍が噂されている。

 本人は自身のツイッターで「モナコのプロジェクトを信じている。チャンピオンズリーグ(CL)でプレーしたい」と抱負を語っている。

 1月に負傷し、まだ実質5ヶ月しかプレーしていないため、このタイミングで去ることはおそらくないだろうが、モナコがファルカオ移籍の条件に挙げているといわれる7500万ユーロ(約105億円)以上の移籍金を提示するクラブがあるとすれば、メルカートにつきものの、ビックリ移籍がないとは限らない。

 気になるコンディションは、すでに全体練習に参加できるほど回復し、7月下旬のアメリカツアーにも参加した。ツアー中に行われたコロンビアのアトレチコ・ナシオナル戦は欠場したが、すでにプレーできる状態にはあるようで、8月10日の開幕戦(対ロリアン戦 ホーム)には出場できる見込みだ。

 そのモナコについて、もう一つ今季の焦点となるのは、クラウディオ・ラニエリの後任であるレオナルド・ジャルディン新監督の采配だ。

 ラニエリの後任候補にはアトレチコをCL決勝に導いたシメオネやユベントスのコンテらの名前も上ったが、まだシーズンが終わる前の5月上旬の時点から、フランスのメディアが本命候補に挙げていたのが、世界的な知名度は決して高くない、今年40歳のポルトガル人監督だった。

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