「今日起こったことのすべてが心に焼きつく思い出になった」
これは世界最大の「人の願いを叶える」社会奉仕団体「メイク・ア・ウィッシュ」が、遺伝性疾患のCF症という難病を抱える18歳の青年、ザンダー・ベイリーさんのプロデビューの夢を叶えたもの。
ベイリーさんはリムジンでスタジアムに入場し、選手控室や試合前のウォームアップを選手たちと共にし、同試合にFWとして先発出場。
キックオフ直後、トッテナムの選手たちが静止する中、アメリカ代表主将のFWクリント・デンプシーと共に中央突破し、放ったシュートは惜しくも相手GKブラッド・フリーデル(元アメリカ代表)にキャッチされてしまったが、ベイリーさんは会場総立ちの祝福を受けながらピッチを後にした。
ベイリーさんは試合後、「今日起こったことのすべてが心に焼きつく思い出になった」と声を弾ませていた。
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