J2京都サンガF.C.の大黒将志が好調だ。今年1月に中国スーパーリーグの杭州緑城から期限付き移籍で加入すると、第4節に移籍後初ゴールを決めて勝利に貢献。6節と19節ではハットトリックも記録するなど、22節終了時点で得点ランキングトップの15ゴールを挙げている。
かつてガンバ大阪などで活躍し、日本代表でもチームを救うゴールを挙げ“大黒様”と崇められたこともあった。2006年のドイツワールドカップに選出されるなど当時の日本屈指のFWだった。フランスやイタリアでプレーし、2013年には札幌時代に指導を受けた岡田武史氏が監督を務めていた中国の杭州緑城に活躍の場を移した。
ゴール量産中の大黒だが、京都は11位に低迷している。勝ち点差はあまりないため1勝すれば順位も上がるが、2年連続でプレーオフ敗退を喫しているだけに、今シーズンに懸けるクラブの意気込みは強いはずだ。
強すぎる湘南ベルマーレが首位を独走しているため優勝は絶望的だが、なんとかプレーオフ圏内はキープしておきたい。そのためには大黒の更なる得点と、失点減が求められる。
ちなみに得点ランキング2位は13ゴールで、松本山雅を牽引する船山貴之とジュビロ磐田の元日本代表・前田遼一がランクイン。松本も磐田もチーム自体が好調だ。そんな彼らを差し置いてランキング首位をキープしている大黒の奮闘ぶりがうかがえる。
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