手応えを感じるも満足していない新エース
同誌ではレヴァンドフスキのコメントも掲載されている。「もちろん自分のゴールには満足している。しかし我々はシーズンへの準備の中でまだなお多くの仕事をこなさなければならない」。ビルト誌には「1つのテストに過ぎない」というコメントを残したレヴァンドフスキだが、自身の現在のパフォーマンスについては一定の手応えを感じているようだ。
そしてデビュー戦でゴールを奪ったことからも、ゴールへの飢えが全く衰えていないことが良く解る。チャンピオンズリーグの舞台でマドリーを沈めるといったような実績を重ねたドルトムント時代を通して、ブンデスリーガで得点王となり、王者バイエルンへの移籍を果たしたが、満足してしまうようなところはない。
この世界では、結果を示し続けなければ、忘れ去られることもまた早い。ドルトムント時代を生き延びたレヴァンドフスキは、そのことを熟知しているのだろう。
レヴァンドフスキの飢餓が、ペップ・バイエルンをまた前進させるのである。
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