目指すは「クモ男」の愛称で人気だったシジマール
次節に向けて浦和が狙うのは、当然Jリーグ新記録である8試合連続無失点記録であるが、ゴールマウスを守る西川周作個人の連続無失点時間記録にも注目が集まっている。現在、西川周作の連続無失点時間は通算630分。1998年に横浜フリューゲルスの楢崎正剛が記録していた627分を抜いて単独2位になったが、連続無失点時間に換算すると、実はまだ1位ではないのだ。
現在までのトップは1993年に清水エスパルスのシジマールが記録した731分連続無失点記録だ。無失点試合は6試合だったが、当時のレギュレーションでは90分間同点の後に延長戦が行われていたため、6試合のうち3試合が延長戦に。その結果、無失点時間は通算731分となっているのである。もし次節鹿島アントラーズ戦に無失点でも、西川はこの記録にはおよばない。
当時「クモ男」の愛称で人気だったシジマールの壁は、まだ高そうだ。
【了】
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