日本サッカー協会は24日、記者会見を開き、日本代表の新監督にハビエル・アギーレ氏が就任したことを発表した。
会見に出席した原博実専務理事は、グループリーグ敗退に終わったブラジルW杯の総括を行った後、退任したアルベルト・ザッケローニ前監督の後任としてアギーレ氏と合意に至ったことを伝えた。
アギーレ監督は、これまで率いてきたチームでは前線からのプレスやアグレッシブな守備が特徴だったが、今回の人選はあくまでも「日本人の良さを生かしたサッカー。足元の技術があってボールをつなぐスタイルを継承できる監督」だという。
とは言え、フル代表コーチを兼任してリオ五輪を目指すU-21日本代表の手倉森誠監督もベガルタ仙台時代にはアグレッシブな守備を特徴としていただけに、本心はザッケローニ監督が率いたチームに最も欠けていたアグレッシブな守備を求めての人選だろう。
アギーレ新監督には、ザッケローニ前監督が取り組んだ高い位置でキープしてコンビネーションで崩すサッカーを継承しつつ、自身のスタイルである前線からのプレスとショートカウンターを取り入れていくという難度の高いミッションとなりそうだ。
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