モナコからレアル・マドリーへの移籍が決定したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは22日、マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで入団会見を行った。
23歳のロドリゲスは、ブラジルW杯で得点王&ベストイレブン、そしてウルグアイ戦での得点がベストゴールに選出。さらに、日本のファンにとっては日本代表のグループリーグ最終戦で後半のみの出場で強烈な印象を与えられた選手だ。
とは言え、ロドリゲスは“W杯で名を上げた”選手ではなく、13-14シーズン前の2013年5月にポルトからモナコへ4500万ユーロ(約61億3800万円)という金額で移籍していた「超高額選手」だった。
しかし、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、61億円もの金額で移籍していた選手をわずか1シーズンで引き抜いてしまった。マドリーへの移籍金が8000万ユーロ(約110億円)と言われており、ロドリゲスはわずか1年2ヵ月で1億2500万ユーロ(約171億円)という金額を動かしたことになる。
ロドリゲスに先立って獲得したドイツ代表MFトニ・クロースは、移籍金が非公表ながら2600万ユーロ(約35億4600万円)前後は確実と見られており、昨年に獲得したウェールズ代表FWガレス・ベイルは9100万ユーロ(約121億円)だった。
もはや、マドリーにとってファイナンシャル・フェアプレーなど取るに足らない規約となっているが、新たな“銀河系軍団”の誕生と言えるだろう。
ロドリゲスの加入によって、「ユーロ・スポーツ」が今シーズンのマドリーの予想フォーメーションを掲載している。
【予想フォーメーション:4-2-3-1】
GK:ケイラー・ナバス
DF:ダニエル・カルバハル、ラファエル・ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:トニ・クロース、ルカ・モドリッチ
FW:クリスティアーノ・ロナウド、ハメス・ロドリゲス、ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ
果たして、中盤の守備は誰がするのか? カルロ・アンチェロッティ監督は、腕の見せ所と意気込んでいるのか、頭を悩ませているのか、その胸中が気になる。
【了】