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ドゥンガ氏、2度目のブラジル代表監督就任で“花柄シャツ”のリベンジなるか

text by 編集部 photo by Getty Images

ドゥンガ氏、2度目のブラジル代表監督就任で“花柄シャツ”のリベンジなるか
ブラジル代表の新監督にドゥンガ氏が就任【写真:Getty Images】

 CBF(ブラジルサッカー連盟)は現地時間22日、ブラジル代表の新監督にドゥンガ氏が就任したことを発表した。

 ブラジルは、地元開催のW杯で準決勝まで勝ち進んだものの、ドイツに1-7と惨敗。続く3位決定戦ではオランダに0-3で敗れて4位に終わり、大会後にはルイス・フェリペ・スコラーリ監督が退任を表明していた。

 後任に決定したドゥンガ氏は、現役時代にブラジル代表として91試合に出場して6得点を記録。95年から98年までの4シーズンにジュビロ磐田にも在籍し、磐田在籍中の98年フランスW杯では主将を務めた。

 06年ドイツW杯終了後にブラジル代表監督に就任し、07年のコパ・アメリカで優勝。08年の北京五輪ではU-23代表監督も兼任して銅メダルを獲得。翌09年に南アフリカで開催されたコンフェデレーションズカップではブラジルを連覇に導いた。

 しかし、10年南アフリカW杯では準々決勝でオランダに敗れて敗退。監督としてチームに求めるプレースタイルは自身の現役時代そのままに「規律を重視した守備」。ポゼッションサッカーが主流だった当時はブラジル国内でも批判の対象となっていた。

 しかし、プレースタイル以上に“クレーム”が殺到したのが07年2月にロンドンのエミレーツ・スタジアムで開催されたポルトガル代表との親善試合でのファッション。デザイナー志望だった娘ガブリエラさんがデザインした花柄のシャツである。

 試合を0-2で落として自身の就任後初となる黒星を喫しただけに、ブラジル国民の怒りがあらぬ方向へ飛んだ結果、「酷すぎるセンス」として世界中に伝えられてしまった。

 米国のスポーツゴシップサイト「fabwags.com」によると、4年の時を経た現在、ガブリエラさんはデザイナーとして店舗も構えたようだ。ドゥンガ新監督にとって、サッカーだけでなくファッションでのリベンジも今、始まる。

【了】

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