ペドロ・ジュニオールを抜き、前田遼一の影を追う大久保嘉人
そんな中、相変わらず好調なのが、昨年のJリーグ得点王・大久保嘉人だ。首位タイの9得点で迎えた今節は、アウェイでの清水エスパルス戦に先発出場。1点リードで迎えた62分には、小林悠のシュートがゴールポストに当たった跳ね返しに素早く反応。ゴール前で身体を投げ出し、スライディングシュートで見事な追加点をあげている。これが今季10得点目となり、得点ランキングでもペドロ・ジュニオールを抜き、単独トップに躍り出ている。
なお、このゴールで大久保はJ1通算得点数が125点となり、124点で並んでいたウェズレイ(元・大分トリニータ)を抜いて、J1歴代通算得点ランキングでも6位に浮上している。現在の5位は前田遼一(ジュビロ磐田)の137得点。
その差は12ゴールとなっているが、前田の所属している磐田は、今年はJ2リーグでプレーしているため、前田のJ1通算得点が加算されることはない。大久保がこのままのペースで得点を積み重ねていけば、前田の記録を抜くことも決して不可能ではないだろう。ゴールの度にフロンターレのサポーターの手によって加算される「ヨシ・メーター」がどこまで更新されるのか。注目だ。
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