最もエリア内にボールを持ち込み、枠内シュートを放ったベンゼマ
ここからは、攻撃と守備に関する項目を3つずつに分けてチェックしてみよう。攻撃面で「枠内シュート数」「エリア内に持ち込んだ回数」「パス成功本数」、守備面では「タックル数」「クリア数」「ボールリカバー数」の計6項目。
まずは「枠内シュート数」。どれだけシュートを放っても枠に飛ばなければゴールにはならない。逆に、枠に飛べば直接得点を奪うことが出来なくても、2次攻撃やこぼれ球のゴール、コーナーキックにもつなげることが出来る。以下は、1試合平均の枠内シュート数。
1位 カリム・ベンゼマ 5本
2位 アリエン・ロッベン 2.48本
3位 オスカル 1.54本
4位 トニ・クロース 1.43本
5位 トーマス・ミュラー 1.31本
6位 マルコス・ロホ 0.58本
7位 マッツ・フンメルス 0.53本
8位 チアゴ・シウバ 0.31本
9位 ステファン・デ・フライ 0.26本
10位 ロン・フラール 0.13本
フランスのベンゼマが5本で断トツのトップ。大きく若返ったフランス代表をけん引する存在としてチームをベスト8に導く活躍は記憶に新しい。
続いては「エリア内にボールを持ち込んだ回数」。得点シーンにおいて、エリア外からのミドルシュートも重要なものではあるが、運に左右される部分も少なくはない。相手のDFラインを崩すためにも、まずエリア内にボールを運べなければ勝機は見出せないだろう。以下は、1試合平均の持ち込み回数。
1位 カリム・ベンゼマ 3回
2位 アリエン・ロッベン 2.47回
3位 トニ・クロース 1.95回
4位 オスカル 1.68回
5位 トーマス・ミュラー 1.58回
6位 マルコス・ロホ 1.02回
7位 ステファン・デ・フライ 0.39回
8位 チアゴ・シウバ 0.15回
9位 マッツ・フンメルス 0回
= ロン・フラール 0回
ディフェンスの選手の回数が伸びないのは当然としても、ベンゼマの3回とロッベンの2.47回は素晴らしい。1試合に3回もエリア内にボールを運ぶことが出来れば、得点の確立は大きく上がるだろう。