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【数字で振り返るW杯】中央突破回数トップも決定力29位の日本代表。“ブラック企業”並の生産性の低さ

text by 海老沢純一

大久保が苦言も、中央からの攻撃回数は全体トップ

【数字で振り返るW杯】中央突破回数トップも決定力29位の日本代表。“ブラック企業”並の生産性の低さ
左右中央からの1試合平均攻撃回数※全てFIFA公式サイトを基に作成

 また、FIFAのサイトでは「左サイド」「中央」「右サイド」に分けて攻撃を仕掛けた回数も掲載している。これも同じように1試合平均の数字を出してみた。以下は、そのトップ3。

左サイドからの攻撃
1位 ベルギー 20.8回
2位 日本 20.3回
3位 ブラジル 18.3回

中央からの攻撃
1位 日本 11.3回
2位 韓国、ポルトガル、ボスニア・ヘルツェゴビナ 11回
3位 ベルギー 10回

右サイドからの攻撃
1位 ガーナ 28.3回
2位 イングランド 24.7回
3位 コートジボワール 23.3回

 中央突破を仕掛けた回数では、日本がトップの11.3回を記録している。

 FW大久保嘉人が試合後に「もっと中を使っていかないと」と何度も苦言を呈していたが、成功したかは別として、実際には中央から多く攻め込んでいたのだ。結局は、数よりも質の高さが重要ということだろう。

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