「ヨギ、今やあなたは永遠となる指揮官だ!」
7月14日付のデュッセルドルフ・エクスプレスの一面では、そのシュバインシュタイガーが黄金のW杯を片手に、歓喜を全身で表しながら駆け出した。
W杯特集では「ヤアアアアア! スーパー・マリオ・ゲッツェがシュールレ、ミュラーとともにゴールを祝う」と決勝ゴールを決めたゲッツェが大きく取り上げられた。「永遠への1ゴール!」とW杯の決勝での決勝点を讃えながら、88分にゲッツェを投入した監督レーブについては、「またも黄金の手腕を示した」と激賞している。
「偉大なヨギ――今やレーブは指揮官の中の王である」、「ヨギ、今やあなたは永遠となる指揮官だ!」、と賛辞は鳴り止まない。2006年ドイツ大会からともに闘い続けてきたシュバインシュタイガーと涙に目を潤ませながら、互いに労をねぎらう姿も掲載されている。
レーブがW杯を高く掲げて、ドイツ代表が4度目のW杯優勝を決めると、深夜の住宅街では花火が打ち上げられた。クラクションを鳴らしながら車は走った。
デュッセルドルフ・エクスプレスは、記事をこう締めくくっている。
「世界王者! ありがとう、若者たち!」
【了】
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