ファンから大歓声を受けるには値しない選手たち
また、闘莉王は世界で戦う上で、自分たちの立ち位置を理解することの重要性も語った。
「南アフリカの時のように、きちんとした守備をベースにしていかないと。1点取られたら、2点は取れない。日本ですからね。やっぱ胸を借りるつもりで、僕らはまだ同じレベルで戦えるわけじゃない」
日本には、確かに勇敢さが欠けていた。そして、チームが帰国した際に受けた媚びへつらう反応は助けとはならない。彼らはアイドルやポップグループではなく、世界で最も大きな大会を平均以下のパフォーマンスで終えたサッカー選手である。彼らは、空港でファンから大歓声を受けるには値しない選手たちだ。
しかし、選手たちは今回のヒステリックな反応に恥ずかしい思いをしたはず。そして、彼らは今年の苦い経験から何かを学んだはずだ。
彼らが受けたような反応は、コスタリカやメキシコ、オーストラリア、アルジェリア、そして米国が相応しいものだ。そして、それは現在の日本代表戦のスタジアムにある全てを捨て去ることから始まる。試合をしっかりと見て、正当な評価を下すことから始まるのだ。
【了】
関連リンク
W杯ブラジル大会で応援する美女サポーターたち
W杯ハイライト動画、全試合観るならこちら!
Fチャンワールドカップ2014ブラジル大会特設ページ
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
日本代表・山口蛍の『判断力』の磨き方
前セレッソ大阪監督『レヴィ―・クルピ』名伯楽が初めて明かす「若き才能の磨き方」
タイトルという形で恩返しを
柿谷曜一朗のサッカースーパーテクニックバイブル
大久保嘉人のサッカー攻撃テクニックバイブル