ドイツ対アルゼンチン 寸評
ブラジルワールドカップ決勝戦、ドイツ対アルゼンチンの一戦は、戦前の予想通り、ポゼッションし組織で崩そうとするドイツに対して、アルゼンチンは、しっかり守った後に個の力によるカウンターで反撃を狙う。
激しい攻防が繰り広げられるものの、お互いにゴール前では集中してディフェンスしていたために、なかなかスコアは動かない。結局90分では決着がつかず、延長戦に突入する。
延長戦では、体力的に厳しくなり始めた両軍は、ゴール前でもミスを犯すようになる。しかし、アルゼンチンは、パラシオが決定機を外すなど、チャンスをものにできない。すると、延長後半8分、途中交代のシュールレのクロスを、同じく途中出場のゲッツェが落ち着いて決めて、ドイツが待望の先制点を手にする。
取り返したいアルゼンチンだったが、同点にする体力がなく、決定機を迎えられないまま試合終了。1-0でドイツが勝利し、ワールドカップ優勝という栄冠を手にした。攻守共に最もクオリティの高かったチームなので、納得の結果だろう。
(文:内藤秀明)
【了】
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