オランダ対ブラジル　寸評

　3位決定戦、オランダ対ブラジルの一戦では、準決勝ドイツ戦で7-1の大敗を喫したブラジルの選手達の集中力が低い。結果、前半3分、16分に、オランダがいきなり2点先行することに成功し、ほぼ試合が決まってしまう。

　ブラジルで唯一、気を吐いていたのはオスカルで、果敢にドリブルで仕掛けるが、オランダの守備ブロックを攻略しきれない。

　最終的にオランダは、終盤に1点加え試合終了、3-0で勝利をおさめた。前評判以上の結果を残すことに成功したオランダは、最後も勝利を飾り、気持ちよく帰国することに。

　一方、ブラジルは、3位決定戦でも、開催国の意地を見せることが出来ず、2試合連続大敗し、ワールドカップを終了。後味の悪い大会になってしまった。

（文：内藤秀明）

【了】

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