「オランイェと共に歴史を記そうと意気込む」
6月12日に行われる3位決定戦のブラジル戦を目前に、オランダはブラジリアで前日練習を行った。その模様をオランダの公共放送『NOS』のウェブサイトは「オランイェに笑いが戻った」と報じている。
「全員が練習ピッチに姿を現した。準決勝で敗れた失意は、大部分の選手から消えたように思えた。再び笑いが起こるようになったのだ。
ファン・ハール監督はおとなし目のトレーニングを選んだ。選手たち自身、何をするか選ぶ事が出来た。多くの選手はロンドを選んだ。ハムストリングの負傷から回復中のフェルも、その輪に加わった。アルゼンチン戦で復帰したナイジェル・デ・ヨングは力を温存し、個人トレーニングを行った」
アルゼンチン戦後の記者会見で、ファン・ハール監督は3位決定戦の実施を厳しく批判したが、この日は“やる以上は勝ちに行く”という姿勢を示した。
全国紙『アルヘメーン・ダッハブラット』紙のウェブ版は『ファン・ハール監督はオランイェと共に歴史を記そうと意気込む』という記事を掲載している。この“歴史”とは無敗のまま大会を終える事だ。オランダは2度のPK戦があったものの、今大会の成績は4勝2分けというものだ。
「ルイス・ファン・ハール監督は土曜日に行われる代表監督として最後の試合で、素晴らしいお別れのプレゼントを願っている。
『私はブラジルを倒したい。そしてこのチームと共に歴史を作りたい、過去のW杯で、オランダ代表は一つも負ける事なく大会を終えた事は無い』
と3位決定戦を前に彼は語った」