「僕の夢は常に自分のサッカーで皆を魅了すること」
――あの6分間での連続失点をどう見たのか? そして、もしピッチ内にいたとしたら、どう感じたと思うか?
「皆さん同様に、あれは受け入れ難いし、説明がつかないものだね。僕には何が起きたか説明ができないよ。あれは僕たちのチームに起きた停電だった。覆すのは難しいもので、「もし」なんてことは存在しない。
物事が起きた後に、それを口にするのは簡単さ。僕はあの状況を説明するためにここに来た訳じゃない。僕も仲間に尋ねたけど、彼らも説明しかねていた。
もし、今再び今回のメンバーを招集するとならば、90%か95%の選手が同じ顔ぶれになるはずだ。今回タイトルを逃したのは決して選手がダメだったからということじゃない。説明しようがないし、サッカーでは起こりうることなんだ」
――決勝で優勝して欲しいチームは?
「もちろん一人のブラジル人として考えるならば、アルゼンチンは応援出来ない。皆さん、僕はアルゼンチンを応援しているのではなくて、僕が憧れを抱き、毎日そばにいる人(メッシとマスチェラーノ)を応援するんだ。
僕はメッシのサポーターなんだ。僕はアルゼンチンが決勝に来て欲しいと言い続けてきた。何故ならブラジルも決勝に進むはずだったからだ。バルセロナの仲間であるメッシとマスチェラーノの幸運を祈るよ」
――この先の夢については?
「僕の次の夢はもう一度幸せになること、そしてまた再びプレー出来るようになることさ。そしてブラジル国民、そしてチームメイト、子供たち、そしてあなた方ブラジル人記者だけでなく世界中の記者に喜びを与えたい。
僕の夢はまだ終わっていなし、これからも続くんだ。僕の夢は常に自分のサッカーで皆を魅了することなんだ。だから僕は試合中も、練習中も会見の最中も笑顔を忘れない。僕の笑顔はある一日には消えているかもしれないが、永遠にそうなるわけじゃない」
【了】