守護神ノイアーに高い関心。圧倒的な守備範囲と安定感を発揮
ブラジルW杯準決勝、ドイツ代表がブラジル代表を7-1で下した一戦。このサッカー史に残る圧勝劇は、世界中に衝撃を与え、SNSが広く普及した現代では、インターネット上でも大きな関心を呼んだ。
「ツイッター」のツイート数は、今大会で最多の3560万ツイートを記録(ツイッター調べ)。日本での選手個人のツイート数を見ると、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの4万4885ツイートが最高だった。
さらに、「共起語」(選手名と一緒にツイートされている言葉)を見てみると、「守備範囲」や「壁」など、その守備力に注目が集まった。
ノイアーは、ベスト16のアルジェリア戦でタッチ数の36%がペナルティエリア外(カストロール調べ)であり、“もう一人のセンターバック”と言えるほどの広い守備範囲で勝利に貢献した。
さらに、ベスト8のフランス戦では、終了間際にFWカリム・ベンゼマの決定的なシュートを片手で防いでチームを救う活躍を見せた。
ドイツ代表は、ノイアーのGK離れした守備範囲と安定感抜群のセービング力があるからこそ、DFラインを高く設定出来る。さらに、DFラインが高いからこそ、高い位置でのプレスが可能となり、ショートカウンターを繰り出すことが出来る。
ノイアーのようなGKがいるチームは、守備だけでなく攻撃の破壊力をも上げることが出来るのだ。今大会のドイツの強さは、他ならぬノイアーの存在が大きい。そんな彼がツイッター上で最も話題となっているのは当然の結果と言えるだろう。