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失望と達成感が交錯するオランダ。3位決定戦を選手・監督が批判「戦う気持ちない」「15年前から否定的」

text by 中田徹 photo by Getty Images

「3位決定戦は決してやるべきではない」

失望と達成感が交錯するオランダ。3位決定戦を選手・監督が批判「戦う気持ちない」「15年前から否定的」
アリエン・ロッベン【写真:Getty Images】

 ロッベンは試合終了直後、オランダの公共放送局『NOS』のフラッシュインタビューにこう答えている。

「今の気持ちはとても難しいけれど、すぐに気持ちを切り替えて、このW杯で達成したことについて、我々はものすごく誇っていいと結論付けないといけない。 アルゼンチンはPK戦狙いだった。

 オランダの方がフィットしており、自分が90分に迎えたように小さなチャンスを作っていた。しかし、それだけではだめ。価値はない。それでももう一回言う。我々はとても誇りに思わないといけない。もう3位決定戦を戦う気持ちはない。肝心なのは1位になることだけだ」

 ファン・ハール監督は3位決定戦の実施に批判的だ。

「3位決定戦は決してやるべきではない。トップスポーツにふさわしくない。ユース世代ならありかもしれない。しかし、このようなビッグトーナメントにはふさわしくない。私はそのことを15年前から言っていた。さらにフェアプレーではない。

 ブラジルは1日休みが多い。また、(準決勝進出という好結果を残したにもかかわらず、3位決定戦に負けることによって)2連敗する可能性がある。そうなったら、好結果を残した大会をまるで敗北者のように去らねばならない。とってもフラストレーションが溜まる。これだけ良い大会を過ごしただけに尚更だ」

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