2年で世界のベスト8入り。若いチームの成長はまだまだ続く
勝っても負けても予定されていたブリュッセルでの凱旋パレードは、監督や選手たちの意向により、とりやめになった。チーム一行は月曜日の午後にベルギーに戻り、王宮を公式訪問したあと、それぞれ短い休暇に向けて解散となる。
2年前に誕生したウィルモッツ率いる代表は、あれよあれよと言う間に無敗で予選を勝ち抜いて、世界の8強入りするまでになった。
それは『おとぎ話』のようでもあったのだが、このトーナメントを体験したことが彼らに貴重な経験を与え、より現実的に自分たちの真価を悟る格好の機会となった。
そして、なんの実績もないところからスタートした彼らに寄せる国民の期待は温かい。1試合の結果に一喜一憂することなく、若い代表チームを穏やかに見守っている。
クルトワやデ・ブライネは22歳、アザールは23歳。若いデビル達には、まだまだこの先、数多の冒険が待っている。
【了】