ベルギーカラーで埋まったパブリックビューイング
同紙が立ち上げたファンからのメッセージサイトにも、愛のあるコメントがあふれている。
「素晴らしい思い出をありがとう!厳しい予選を勝ち抜いて、ここまでがんばってきた代表に感謝。でもこの先もっともっとよくなるという期待も持てた!」
「良い大会だったし、今後向上させるべき課題も見つかった。2年後のユーロでは準決勝狙いだ!」
「2年後はもっと行けるぞ!」
「興奮と感動をありがとう!」
「我らのデビルズを誇りに思う」
「4年前は予選グループ3位だった我々がここまできたんだ。準々決勝進出は立派な結果だ」
「デビルズの活躍のおかげで、ベルギーはもう、『ドイツの地方都市だっけ?』とか、『ああチョコレートのブランドですか』などと言われることはない!メルシー!」
ありがとうメッセージの氾濫だ。別のサイトでは「手も足も出なかった。負けて当然」、「相手に恐れおののいているように見えた」というような書き込みもあったことから、批判的な声も当然あるにはあるが、大多数は彼らの奮闘に満足し、将来への期待を抱いている。
昨夜は、ベルギーのいたるところでパブリックビューイングが行われた。川島永嗣が所属するリエージュのスタジアム、通称スクレセンも赤・黄・黒のベルギーカラーで埋まった。
この国のサポーターに人気の応援グッズがフェライニ風アフロカツラなのだが、スタンダードな黒バージョンに加えてベルギー国旗3色バージョンもお目見えして、若者だけでなく、おばちゃんたちまでもが(逆に妙に似合っていたりもする)かぶって応援していた姿は、微笑ましかった。
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