「すみません、マラドーナ:今や我々は神の手を持っている!」
また同誌は、終了間際にベンゼマのシュートを見事にセーブしたノイアーも大きく取り上げた。「すみません、ディエゴ・マラドーナ:今や我々は神の手を持っている!」として、アルジェリア戦でのリベロとしての姿とはまた違った形でドイツ代表の守護神を讃えている。
ビルトもまずフンメルスを大きく取り上げて、「我々の代表監督の頭は全く固くない!」とレーブを評価、ラームが右SBで今大会初先発となったこと、シュバインシュタイガーとケディラがダブルボランチを組んだこと、そしてクローゼがCFとして初先発したことに言及した。西ドイツ新聞もほぼ同様の流れである。
かといって手放して褒めてばかりでもなく、メディアは釘を指すことも忘れてはいない。
デュッセルドルフ・エクスプレスは、「木曜日にはもう一度ヨギは黄金の手腕を示さねばならない」と、先にレーブの手腕を讃えた上で、もう一押ししている。
ビルトは「クリエイティブなミッドフィールドに我々は一つ問題を抱えている」として、エジルの不調を指摘した。しかしそれは子についつい小言を言ってしまう親のようなものなのかもしれない。
デュッセルドルフ・エクスプレスは、レーブの手腕を黄金と讃えながら釘をした記事を、「レーブ万歳!」として締めくくっている。
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