ロッベン、フンテラール擁するオランダに3-1と快勝
“死のグループ”を1位で突破し、難敵ギリシャとの決勝トーナメント1回戦では先制しながら退場者を出し、後半終了間際に同点に追い付かれ、PK戦までもつれ込む激戦となりながらも土俵際で踏みとどまり、史上初のベスト8進出。
準々決勝も強敵オランダが相手だが、コスタリカ国内に悲観的なムードは全くない。少しでも自分たちに有利なデータや情報を導き出そうとするのはどこの国も一緒で、試合直前になって2001年のデータが引っ張り出され、紹介されている。
この年、コスタリカはルイ・ファン・ハール率いるオランダを破っているのだ。と言ってもA代表の話ではなく、アルゼンチンで行われたワールドユース選手権(現U-20W杯)のグループステージでのこと。
今回もメンバー入りしているアルイェン・ロッベンやクラース・ヤン・フンテラールに加え、マールテン・ステケレンブルク、ヨン・ハイティンハ、ラファエル・ファン・デル・ファールトらを擁するオランダに、コスタリカは3-1と快勝を収めた。だからオランダなど恐るるに足らず、という論調だ。
ちなみに、当時のコスタリカ代表で今回の代表に残っている選手は皆無。2ゴールを挙げて勝利の立役者となったウィンストン・パークスは現在、コスタリカ2部のクラブでプレーしている。
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