グリーズマンへの警戒
フランス代表との一戦を控えて、SportBild電子版は警戒を現した。2014年7月3日付の記事に「フランスはこんなに危険である」との見出しを付けている。「スーパー・スター、フランク・リベリーの脱落にもかかわらず、フランス代表監督ディディエ・デシャンはドイツ代表との準々決勝の戦いを前にして、オフェンスに贅沢な悩みを抱えている」と記事は始まる。
SportBild電子版の言う「贅沢悩み」とは何かというと、前線に「新星」アントワーヌ・グリーズマン、「熟練」オリヴィエ・ジルー、「ストライカー」カリム・ベンゼマ、「卓越した小人」マテュー・バルブエナの4選手を抱えていること、とのことである。
記事の中では先に「新星」とされたグリーズマンについて、また「小さい悪魔」「新しいリベリー」としながら、「バイエルンのスター(リベリー)に似ているタイプ」である、と記されている。
そしてかつてバイエルンに所属した元フランス代表のビセンテ・リザラズのコメントを掲載した。「かつての左サイドバックは『グリーズマンは全てを変化させた』と熱中している。彼によって試合は明らかによりダイレクトに、より速くなった」。リザラスは3トップについて、グリーズマン・ベンゼマ・バルブエナのトリオに期待しているようだ。
SportBild電子版はグリーズマンではなく、ジルーが先発すると予想しているが、同時に指揮官デシャンの、どちらを先発させることもできるというコメントも掲載した。SportBildの警戒の矛先は3トップが構える前線、とりわけグリーズマンに向けられているようである。