ベンゼマへの評価が急上昇。懸念事項はサコのコンディション
また、ナイジェリア戦前日という好タイミングで、パリジャン紙は調査会社BVAによるフランス代表のイメージ向上を示すアンケート結果を掲載した。これで応援態勢に拍車をかけようという寸法だ。
それによると、グルーリーグ3戦を経て、フランス代表、特にエース、ベンゼマに対する国民の評価が急激に向上している。
大会前にベンゼマについて「好印象」と答えた人は35%だったのに対し、今現在は56%に上昇。75%が、「活躍している」「才能がある」と描写している。
また、将来レ・ブルーのキャプテンになってほしい、と答えた人も24%から63%と倍以上に伸びた。さらに、フランス代表でもっとも好きな選手にベンゼマを挙げた人も54%とトップで、42%で2位のバルブエナを上回っている。
これはこの3試合で彼がいかにレ・ブルーに貢献したか、というバロメーターであり、国民が主砲に信頼を寄せている証だ。
その彼らにとって、ナイジェリア戦に向けての懸念事項はCBサコのコンディションだ。
エクアドル戦で腿に痛みを感じて61分に交代。その後は治療に専念し、土曜日にランニングを始めたばかり。デシャン監督としては、少しでも望みがあるのなら、このナイジェリア戦で起用したいのは、優れたビジョンが武器のコシエルニーよりもフィジカルに強いサコだ。
前日の段階では、デシャン監督は出場の可否について言葉を濁したが、最終判断は試合直前まで待たれることになる。