コスタリカ対ギリシャ 寸評
決勝トーナメント一回戦、コスタリカ対ギリシャの一戦は、お互いカウンター志向のチームというのもあり、相手を崩しきれず、なかなか得点が決まらない。そのため、スコアが動いたのは、後半に入ってからだ。
後半7分、ルイスのゴールでコスタリカが先制し、その後も攻勢を強める。しかし、21分に、ドゥアルテが二枚目のイエローで退場。その後は、数的不利になったコスタリカが、引いて守ったため、常にギリシャペースになる。
しかし、ギリシャは引いた相手を攻略するのに慣れていないため、中々得点が決まらない。アディッショナルタイムに入り、引き分けで終わるのかと思われた時に、ようやくスコアが動く。46分、シュートのこぼれ球を、パワープレーのために前線にいたDFのパパスタソプロスが流し込み、ギリシャが追いつく。ギリシャは、さらなる得点を目指すが、決めきれず後半終了。延長戦に突入する。
延長戦では、コスタリカが、PK戦狙いで必死に守る。一方、ギリシャは延長戦で決めたいと、必死に攻め続けるが、コスタリカのGKナバスが絶好調なのもあり、なかなか決めきれない。結局、ギリシャは、延長戦の30分で決めきれずPK戦に突入する。
PK戦では、お互いのキッカーが素晴らしいコースに決めるため、なかなか均衡状態が崩れない。しかし、4人目後攻キッカー、ギリシャのゲカスがとうとう外してしまい。コスタリカがアドバンテージをゲット。そして、コスタリカの5人目、ウマーニャがしっかりと沈めて、コスタリカが1-1(PK: 5-3)で勝利。ベスト8進出を決めた。
(文:内藤秀明)
【了】
関連リンク
Fチャンワールドカップ2014ブラジル大会特設ページ
PK戦を制したコスタリカがギリシャを破り初めての8強進出!
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
ザ・キングファーザー
サッカー好きほど知らない戦術の常識
世界のサッカー応援スタイル
【DVD】みてわかるブラジル体操
【DVD】ヴァモス!ブラジル体操