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【フットボール“トーク”チャンネル第1回】コートジボワール戦で封じられた香川&長友の左サイド。要因は「弱いチームとばっかり試合をやっているから」

text by 編集部 photo by Getty Images

逃げ切る手が無い日本。1-0リードというのは案外キツい

 本田のゴールでこの試合は先制します。前半は決定的なチャンスを迎えたり、良い形は何回か作っていました。ただ、コートジボワールにもチャンスはあってヒヤヒヤの前半だったと思いますが、チェーザレはどう見ましたか?

チェ 前半はいい感じだと思ったから、後半は本当にがっかりした。チームのバランスは良かったし、本田のゴールで気分が変わるんじゃないかと思ったね。ただ、後半からドログバが入ったときに不安だった。日本のDFはドログバとレベルが違いすぎるんじゃない? 見事に彼が入って4分で逆転された。

 ドログバが入って2失点ということですが、ドログバが入る前から失点の兆候は見られましたか?

西 僕は前半の日本の出来は決して良かったとは思っていなくて、むしろ本田のゴールで前半をリードして終われたことはラッキーだと思っていました。

 両チームとも攻撃に特徴があるため、守りに入れば弱いんです。ということはどっちがボールを支配してゲームをコントロールするかが重要なポイントだったんですが、その主導権争いで前半は完全に負けていた。

 しかも、日本は1-0でリードした場合に、それを守って逃げ切る手が無い。既に細貝をメンバーから外しているし、後半に変えたのが長谷部と遠藤ですから、要するに攻め切って勝つという選択肢しか無いチームにとって1-0リードというのは案外キツいなと思いましたね。

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