ブラジル・ワールドカップ（W杯）のグループAで3連敗を喫したカメルーン代表のFWサミュエル・エトーが、帰国の途に就くためチームホテルから出発する際、涙ぐむ子供ファンと30秒間におよぶ熱い抱擁を交わした。25日の英メディアが報じた。

　カメルーンがW杯の拠点としたビトリアに住む10歳のブラジル人、ペドロ君は、憧れのエトーを追いかけ公開練習やチームホテルに足を運び、その熱意が伝わってエトーからチームシャツをもらうなどしていた。

　エトーは膝の怪我が完治しない状況で13日に行われた初戦のメキシコ戦にフル出場したが0-1で惜敗。その後はドクターストップがかかり、連敗した残り2試合をベンチで見守った。33歳のエトーは今大会後に同国代表を引退することが囁かれている。

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