日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督はコロンビア戦から一夜明けた現地時間25日、ベースキャンプ地イトゥの練習施設で会見を開き、「この日本代表を去らないといけないときが来たのかなと思う」と辞任する意向を示した。
ザッケローニ監督は「ランチの時間に全員が集まったので、選手たち、スタッフ、協会の方々に感謝の意を述べて、4年間の仕事ぶりにありがとうと伝えました」とこの日の昼に辞任する考えをチームに話したと明かした。
そして、「もう一度メンバーが選べるとしても、スタッフが選べるとしても、同じメンバーを選ぶという話をしたし、そのチョイスに関しては今でも自信を持っています」と選手やスタッフへの信頼を口にした。
1次リーグ敗退と結果が出なかったことについては「結果に関しては残念で満足はしていません。グループリーグを突破するという強い意気込みでこの大会に臨んでいた。残念な気持ちが強いというのはやはり、もっと前に行こうと行ってやろうと思っていたからです」と悔しさをにじませた。
この4年間で作り上げてきた戦い方に関しては「日本のサッカー文化や、日本人の選手の特徴を吟味した上で、技術力は世界に通用する、ただフィジカルは足りないところがあるという分析の上で、スピードに乗って、つまりインテンシティーの強いサッカーをしようとチーム作りを進めてきた」と説明。
さらに、「方向性は間違っていなかったと感じているし、今後も日本サッカー界は4年間やってきた道を継続して進んでいくべきと個人的には思っている」と次の代表のプレースタイルも継続路線で築き上げてほしいと希望した。
【了】
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