西川、権田、酒井宏、酒井高、伊野波、齋藤の6人が未出場
日本代表のブラジルW杯は3試合で幕を閉じた。そして23人のうち、試合に出ないまま大会を去ることになった選手はGKの西川周作と権田修一に加え、酒井宏樹、酒井高徳、伊野波雅彦、そして齋藤学と6人を数えた。
アジア予選の時は“もう1人の主力”として重用された清武弘嗣も3試合目のコロンビア戦で後半40分から投入されたのみ。「自分は周りを活かす役割だと思っている」と語っていた彼の特徴を活かすことはできなかった。
ギリシャ戦では3枚目を切らないまま試合を終えたザッケローニ監督は「サイドを使いたかったからで、内田と長友がそれをやっていたから代えなかった。吉田を前に回そうと思っていたので、あの11人が必要だった」と説明したが、そこに交替選手の効果を見出すことができなかったということだ。
もちろん交替枠を全て使い切らないといけないルールは無いし、決勝トーナメントに勝ち進んだチームですら、23人を全て出場させるケースは稀だ。ただ、初戦から試合がうまく運ばない中で、ベンチを有効活用できなかったのは大きな問題として残る。
戦術的なオプションはもちろんだが、体力的な部分でサブの選手が主力を補うこともできなかった。コンディションを重視していたザッケローニ監督だが、コートジボワール戦の後には全体としてスピードが不足していたことを指摘した。