ウルグアイ対イタリア 寸評
グループD、最終戦ウルグアイ対イタリアの一戦は、戦前の予想通り、お互い集中して守るため、点が決まらない展開になる。特にウルグアイは中盤の、イタリアは最終ラインの守備が素晴らしく、決定機がほとんどない。
スコアレスのまま前半を折り返し、後半に入ると試合が動き始める。後半14分、マルキージオが危険なプレーで一発レッド。イタリア数的不利な状況になる。そして、34分、スアレスが、キエッリーニに噛み付くという、波紋を残す行動をとる。試合後の処分は確実だが、ひとまずこの試合では、カードは出ずにプレー続行。イタリアにとっては、納得のいかない判定が下る。
不運は続くもので、81分にイタリアは、コーナーキックから、ゴディンのヘッドでネットネットを揺らされ、痛過ぎる先制点をウルグアイに与えてしまった。
引き分け以上でないと、勝ち抜けができないイタリアは、攻めにでるものの、ウルグアイの強固な守備ブロックを崩せない。イタリアは最後まで、得点できず試合終了。ウルグアイが、1-0で勝利をおさめ、決勝トーナメント進出を決めた。
(文:内藤秀明)
【了】
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