ギリシャ対コートジボワール 寸評
グループC、最終戦、ギリシャ対コートジボワールの一戦は、立ち上がりはお互いスピードが上がらない、スローな展開になる。ただ、コートジボワールが徐々に、エンジンがかかりはじめると、攻めるコートジボワール、守るギリシャという構図がピッチに描かれ始める。しかも、ギリシャは前半のうちに、キーパーのカルネジスと、中盤のコネが負傷で交代するという不運もあり、やや不利な展開に。
それでも、先制点を決めたのはギリシャだった。前半42分、コートジボワールのティオテのミスを突き、交代選手のサマリスがゴール。ギリシャが有利な展開になる。
後半に入っても攻めるのはコートジボワール。対してギリシャはカウンターで、点差を広げようと試みる。ただ、結局、次にスコアを動かしたのは、優勢なコートジボワールだった。後半29分、交代選手のボニーのゴールで同点。コートジボワールが追いつく。
このまま、同点で終われば、コートジボワールの勝ち抜けが決まるのだが、アディッショナルタイムのドラマが起こる。逃げ切りのために、投入されたシオが、サマラスを倒してPK献上。それをサマラスが決めて、ギリシャが逆転に成功する。試合はそのまま終了し、ギリシャは劇的な勝ち越し弾で、コートジボワールに勝利。決勝トーナメント進出を決めた。
(文:内藤秀明)
【了】
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