「何よりも相手に競り勝つ、走り負けないこと」
「今大会、快進撃と言われているような結果を出しているチーム、例えばコスタリカだったり、チリだったりっていうのは、やっぱり強豪といわれている国を叩いているだけあって、非常にスピーディーだし、無駄がない。
僕らもそういうスタイルを目指さなきゃいけない。そのためにはチームがコンパクトになっていること、守備のオーガナイズができていることが基本になってくる。今までもそう思ってやっていますけど、そういう試合を見てより一層、意識が高まっている。そこは非常に大事になってくると思います」
クイアバは日中気温が35度に迫る勢いの酷暑の地。コロンビア戦のキックオフ時間の16時もまだまだ灼熱の太陽が照り付けている。そういう環境を考えると、よりコンパクトにして効率的なパス回しをすることは必要不可欠。頭脳的な戦いがディフェンスリーダーの吉田には求められるところだ。
「コロンビアは南米のチームでこういう気候にも慣れている。だからこそ、僕らが勝つためにはボール回しで相手を走らせることが大事になってくると思います。単純に僕らが守備する時間が長ければしんどくなるし、取られ方が悪ければしんどくなる。そこらへんはもう重々みんな分かっていると思う。
何よりも相手に競り勝つ、走り負けないことっていうのは、つねに頭に入れておかないといけないし、この試合がラストになるかどうかは自分たちにかかっているんで、ホントに走れなくなるまで走る覚悟でいなきゃいけないかなと思います」
日頃、あまり覚悟めいた言葉を口にすることのない吉田がここまでハッキリ決意を語るのは、この試合がそれだけ重要だということ。彼自身、そしてチーム全体が内容・結果ともに納得できるゲームをして、その後の可能性をなんとか切り開いてほしいものだ。
【了】
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