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避けたいドイツの二の舞い。8年前を知る男・遠藤の決意「死に物狂いでやるような雰囲気に自分たちで持っていきたい」

text by 元川悦子 photo by Getty Images

生き証人でもある遠藤保仁

避けたいドイツの二の舞い。8年前を知る男・遠藤の決意「死に物狂いでやるような雰囲気に自分たちで持っていきたい」
遠藤保仁はコロンビア戦で何を見せてくれるのか【写真:Getty Images】

 ブラジル大会が終われば、ザッケローニ監督は退任し、また新たな指揮官が就任するだろう。となれば、間もなく35歳になろうとしている黄金世代唯一の生き残りである遠藤も淘汰される可能性が高い。

 もしかすると、24日のコロンビア戦は国際Aマッチ146試合という偉大な記録を作ったボランチの代表ラストマッチになるかもしれない。それだけに、本人もこれまで積み重ねてきたものを出し切りたいち強く思っているはずだ。

 2002年11月のアルゼンチン戦で初キャップを飾って12年。その間に去って行った代表の仲間たちのためにも、遠藤には最高のパフォーマンスを見せる責務がある。現時点では先発なのか、サブなのか、どこで出番が訪れるか定かではないが、いつどこでチャンスを与えられても、ゴールに直結する仕事を遂行する必要がある。

 日本代表の生き証人とも言える遠藤保仁はコロンビア戦で何を見せてくれるのか。ドイツ大会を知っているからこそ、彼に出来ることがある。8年前と同じ結果は誰も望んでいない。

【了】

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