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【W杯・試合採点】ベルギー対ロシア(グループH)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

ベルギー対ロシア 寸評

 グループH、ベルギー対ロシアの一戦は、ベルギーペースで試合は始まる。特に、メルテンスのドリブルがキレているのもあり、右サイドからの突破が多い。しかし、ロシアも最後の最後で集中力を切らさずに守り、カウンターで得点を目指した。ただ、両チーム決めきれないまま、前半を折り返す。

 後半は、ベルギーの運動量が減り、ロシアが主導権を握るシーンもあった。しかし、ミララスの惜しいFKでベルギーは息を吹き返すと、後半43分にエースが仕事をする。カウンターの場面で、アザールは、左サイドでボールを受けるとドリブルを開始。ロシアのイグナシェビッチをあっさりかわすと、そのままボックス内に侵入する。

そして、ゴール前に待ち構えるオリギにパスを送ると、この若いストライカーは落ち着いて、ボールをゴール上部に蹴り込んだ。このゴールが決勝点になり、ベルギーは1-0で勝利。勝負強く、勝ち点3を積み上げ、決勝トーナメント進出を決めた。

(文:内藤秀明)

【了】

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