主力温存はなしか。サパタ「勝ち点3を取り続けることを望んでいる」
21日、コロンビアは合宿中のサンパウロFCの施設で記者会見を実施。この日43歳の誕生日を迎えたGKファリド・モンドラゴンと、DFクリスティアン・サパタが出席し、日本戦への戦略について、その一端を語っている。
サパタ「日本は強いチームだ。とても速くプレーする選手がいる。残念ながら結果は出ていないが、私たちにとってタフなゲームになると思う。ベストを尽くしたほうが勝つ。私は、勝ち点3を取り続けることを望んでいる」
モンドラゴン「(決勝ラウンドで対戦する相手が)コスタリカ? イタリア? ウルグアイ? それをこちらで予想しても仕方がない。最も重要なのは、チームが成長を続けていくことだ。ここから先はさらに難しい試合になるだろう。メンタルも自信もフィジカルも、すべてを成長させなければならない。
3つの違う対戦相手と試合をすれば、経験を積むことができる。それぞれが歴史を持っているし、W杯が始まることを楽しみに、テンションを高めて臨んできたはずだ。私たちは日本戦も3ポイントを目指すだけ。試合に集中するだけだ。そして1試合1試合、勝つことが大切だ」
コンディション調整のためにサブ組中心で日本戦に臨むという期待は、どうやら空振りに終わりそうな気配だ。
コロンビアの指揮を執るホセ・ペケルマンは、W杯無敗の男。2006年ドイツW杯で率いたアルゼンチン代表は3勝2分けで、無敗のままドイツとのPK戦で敗退。そして今回のコロンビアも2連勝。
稀代のモチベーターとして知られるペケルマンが、この勢いをわざわざ削ぐような選手起用をするとは考えにくい。勝者のメンタリティーを確固たるものにするため、日本戦も必ず勝ち点3をねらってくるはずだ。
逆に日本は、この無敗の男、ペケルマンに土を付けなければ、決勝ラウンド進出の可能性は見えてこない。