非常に魅力的なブラジルW杯
ブラジル・W杯は、現在64試合中、29試合が終了した。(22日、原稿執筆時)今回のW杯は、スコアレスドローがわずか3つと非常に少なく、ほとんどの試合で得点がみられる大会になっている。
また、逆転勝利が多いのも今大会の特徴で、29試合8試合が人々を興奮させる展開になっているのも魅力だ。もちろん、逆転された側は、意気消沈してしまうわけだが…。
いずれにしても、大量得点や変化のある展開が、サッカーファンを興奮させるのは間違いない。ただ、それら以上に我々を熱狂させてくれるのが、なんと言ってもサプライズ、そうジャイアントキリングだ。
もちろん筆者も、ごく普通の日本人として、ごく普通なくらいは判官贔屓的な気質を持ち合わせている。ついつい、下馬評で不利なチームが点を決めると、腰を浮かしてしまう。
今大会において、大物食いが成った試合は3試合あった。一つは、オランダが前回大会王者スペインに5-1で勝利した試合。残りの二つは、コスタリカが、ウルグアイ、イタリアを相手に、3-1、1-0と連勝した試合だ。
オランダがスペインを完全に料理した試合はサプライズだった。ただ、それ以上に、コスタリカの快進撃には驚いた。筆者は、日本との親善試合を観て
「うーん、このコスタリカみてると(前線にいい選手が多いから)、イングランド食う気も…。イングランド、イタリア、ウルグアイと同組で勝ち抜けは難しいかもしれませんが、サプライズ提供してくれるかも…そんなチームですね」
そうTwitterで呟いた通り、(Twitterアカウントは@nikutohide)、サプライズは起こすかもしれないが、決勝トーナメント進出、しかも1位でグループリーグ突破するなんて、想像もしていなかった。
では、何故これらのサプライズは起きたのだろうか。偶然か。もちろん運も要素のうちの一つだ。ただし、運だけではないはずだ。