「青き侍の刀は、研ぎ直す必要があるね」
電子版のメディアやテレビ中継における日本戦のカバレージは、こんなところ。これで終わると余りに味気ないので、ソーシャル・メディアを巡って、生のファンのリアクションを探してみた。
2015年1月にオーストラリアで開催されるAFCアジア・カップ2015の実行委員会は、フェースブックでオーストラリアを含むアジアのW杯出場国の試合の結果を速報、フォロアーに試合の感想を募っている。その書き込みの中から、当地のサッカー好きの生の声をいくつか拾っておこう。
「日本は、今まで見た彼らのゲームの中で一番スローなサッカーをしていた。理解できないね。彼らは本当はもっと良いはずなのに。我がサムライの友よ、もっと頑張ってくれ。オーストラリア人の僕は日本が予選突破するのを見たいんだ」
「まだ望みはあるよ。日本がコロンビアに勝てばいいんだ。今こそ、もっと楽観的になって応援しなきゃね」
「今まで、見た中で一番つまらないゲーム。時間の無駄だった」
「日本、君たちならやれる」
「日本は見るに堪えないチームになってしまった……かつては、それこそ『誰ものセカンド・チーム』と云ってもいいくらいに活発な良いチームだったのに。今となっては、フラストレーションの溜まる、ただのチームになってしまった」
「青き侍の刀は、研ぎ直す必要があるね。残念ながら、攻撃が不用意に過ぎる。今こそ、侍の闘争本能が必要だよ」
これらの書き込みを総合して、オーストラリアの人々の思いを大まかに言い表すならば、「自国の敗退が決まった今、まだチャンスの残っている日本には頑張ってほしい。ギリシャ戦には幻滅したが、次戦のコロンビアに勝って決勝トーナメントに勝ち上がって欲しい」――そう解釈するのは、日本贔屓に過ぎるだろうか。
【了】
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