「香川真司のひどい一年は、マンUの惨めなシーズン後も、まだ続いた」
この記事で目に留まったのは「日本のウィンガー香川真司のひどい一年は、マンチェスター・ユナイテッドの惨めなシーズン後も、まだ続いた。この日、日本のザッケローニ監督は、コートジボワール戦での酷いパフォーマンスを受けて、香川を先発から外した」との香川真司への辛辣な言葉が並ぶ。
その直後には、「日本は、左サイドバックの長友の幾度も押し寄せるような走りと、本田によって見事に掌握された中盤の細かく隙のないパスで、前半を支配することができた」とあり、日本の前半の出来に関しては総合的にポジティブに評価する。
テレビ中継はどうだろう。SBSの中継自体では「日本が10人相手に崩せない痛い引き分け」というような当たり障りのない内容が終始聞かれただけで特筆するようなことはなかったが、面白かったのは、同じSBSで放映されたW杯期間限定のサッカー・コメディ・ショー「The Full Brazilian」。
番組中、試合が日本-ギリシャ戦に及ぶとホストの英国人コメディアンは、「とても退屈な試合」と一刀両断。その後に「ゼウス率いるギリシャ神話の神々とゴジラの対決だったが、ゴジラはオリンポス神殿を壊すことはできなかった」と、人形などの小道具を使いつつのユニークな喩えで試合を振り返っていた。
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