病院で出される診断書とそっくりのものを300元(約5000円)で販売
日本同様、ブラジルとの時差が11時間ある中国でのW杯の放映時間は早朝から夕方にかけて行われるため、ファンにとっては観戦が困難な状況となっている。
中国の大手インターネット販売サイト「淘宝=タオバオ」では、闇の業者がこうしたファンの願いを叶えるべく、病院で出される診断書とそっくりのものを300元(約5000円)で販売した。休職期間は1日~1ヵ月と幅広く、病院の公印や医師の署名が入ったものほど高値が付けられている。
購入したある中国人ファンは、「録画での観戦は意味がないし、生で見るから面白いんだ。夜通し観戦すれば寝不足になって上司に怒られるから…。」と説明。一方、会社に偽造を見破られ解雇されたファンは闇の販売業者のレビューに、「会社に偽造だとバレて首を切られた! 完全な嘘っぱちだし、絶対に信じちゃいけない。」などとコメントしている。
なお、16日の新華社通信によると、中国の上海で25歳のファンが13日に行われたスペイン対オランダ戦を観戦した直後に、寝不足が原因で死亡したと報じている。
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