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【W杯・試合採点】イタリア対コスタリカ(グループD)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

イタリア対コスタリカ 寸評

 グループD、コスタリカ対イタリアの一戦は、下馬評ではイタリアが有利と言われるものの、決してイタリアが一方的に攻め続ける展開にはならなかった。

 基本的にポゼッションはイタリアがするが、コスタリカは集中してイタリアのボールに食いつき続ける。コスタリカのラインは高いため、背後を突かれることもあったが、集中してカバーリングすることで、失点をギリギリのところで回避し続けた。
 
 またコスタリカは、攻撃も前線の奮闘もありいくつかチャンスを手にしていた。すると、前半44分、コスタリカは決定機を迎える。アーリークロスにルイスが抜け出してヘッド、ギリギリだがボールはラインを超えてゴール。見事、守護神ブッフォンを破り、先制に成功する。

 後半に入ると、イタリアは攻勢をさらに強める。しかし、コスタリカの守備陣が、最後まで集中を切らさなかったため、1-0のままスコアは動かず、ジャイアントキリング再び。コスタリカはウルグアイ、イタリアに連勝し、決勝トーナメント進出を決めた。

(文:内藤秀明)

【了】

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