「単純にFWとして力を出し切れてないな」
ただ、こうした堅守を武器とする相手に、日本代表がこれまでも繰り返し攻めあぐねてきたのは事実。岡崎もそれを繰り返してしまったと反省していた。
「セルビアとかベラルーシとやった時も相手を打ち崩せずにやられた。基本的にはセルビアとかベラルーシ、オーストラリアもそうだけど、自分たちが完全に崩しきって点を取る形は少ない。それがこの大舞台で出てしまったと思います。
何となくいい崩しを最後の方はできていたけど、決めちゃえる選手がいなかった。自分はそういう存在として選ばれたのに力を出し切れなかったとすごく思います。
(チームとしてのインテンシティーが足りない?)そういううんぬんじゃなくて、とにかく単純に決めきれば勝てた試合だった。そこでダイナミックにクロスに入ったりとか、完全に抜け出た場面でウッチーがあげたクロスに合わせられる能力をそこで発揮しないと。
決めるところで決めないと勝てない。それがこの大会なんです。自分は単純にFWとして力を出し切れてないなとは強く思います」と岡崎は勝負に打って出たギリシャ戦ドローの責任を強調していた。
とはいえ、グループリーグラストのコロンビア戦は間近に迫っている。厳しい状況ではあるが可能性は残されている。自ら「特攻隊長になる」と宣言した岡崎。これほどまで結果が求められる試合はない。
【了】
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