数的優位になるも得点奪えず
日本代表は現地時間19日、ナタルのエスタジオ・ダス・ドゥナスでのW杯グループリーグ第2戦でギリシャと対戦した。
日本は1-2と逆転負けを喫した初戦コートジボワール戦の先発メンバーから2選手を変更。CBのDF森重真人に代わってDF今野泰幸、左ウイングのFW香川真司に代えてFW大久保嘉人が起用。大久保を右に据えて左にはFW岡崎慎司が入った。
一方のギリシャも、0-3で敗れたコロンビア戦から2選手を変更。右ウイングのFWディミトリオス・サルピンギディスに代えてFWヨアニス・フェトファツィディス、センターフォワードにはFWテオファニス・ゲカスに代えてFWコンスタンティノス・ミトログルを起用した。
グループリーグ突破のためには何としても勝ち点3が欲しいこの一戦、ファーストシュートは日本。前半2分、右サイドの大久保の突破から中央でボールを受けたMF山口蛍がペナルティエリア手前からシュートを放つも得点には至らず。
その後は戦前の予想通り日本がボールを保持し、ギリシャがカウンターを狙う展開が続くと、同38分にMFコンスタンティノス・カツラニスがこの日2枚目のイエローカードで退場。日本は1人多い状態で試合を進めるが得点を挙げることは出来ず、0-0で前半を折り返した。
後半に勝負をかけたい日本は、ボランチのMF長谷部誠に代えてMF遠藤保仁を投入。より攻撃的にプレーする意思を見せる。
さらに、同12分にはFW大迫勇也に代えて香川を投入。左に香川を入れ、岡崎をセンターフォワードに据えて得点を狙う。
しかし、同23分に大久保、26分にはDF内田篤人が決定的なチャンスを迎えるもショートは枠を捉えず。90分でスコアが動くこと無く0-0の引き分けに終わり、勝ち点1を分け合った。
この試合に先立って行われたグループCの試合では、コロンビアがコートジボワールを2-1で破り勝ち点を6に積み上げてグループリーグ突破が決定。その結果、コートジボワールが勝ち点3、日本はギリシャとともに勝ち点1となり、得失点差でのグループリーグ突破の可能性を残した。
日本は、日本時間25日午前5時のグループリーグ最終戦でベスト16進出をかけてコロンビアと対戦する。
【了】
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