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【W杯・試合採点】ウルグアイ対イングランド(グループD)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

ウルグアイ対イングランド 寸評

 グループD、勝ち点0同士のウルグアイとイングランドの一戦は、中盤での潰し合いが激しい一戦になる。特に、イタリア戦を残しているウルグアイは、普段以上に球際で戦い、イングランドを自由にさせない。そのため、お互いにチャンスが多い展開ではなかった。

 しかし、前半39分、第一戦は、怪我で欠場した頼れるエース、スアレスのゴールでウルグアイが先制する。後半に入り、イングランドはチャンスをいくつか演出するが、決めきれない。もどかしい時間帯が続くものの、後半30分、ようやくイングランドのエースが結果を出す。今までワールドカップゴールなしのルーニーが、ジョンソンのクロスをゴールに流し込み、イングランド同点。

 そして、イングランドは、逆転を目指し、攻勢を強めるが、一瞬の隙をつかれる。85分、ジェラードのクリアミスがスアレスに拾われ、そのまま逆転弾を決められてしまう。試合終盤に、地獄にたたき落とされたイングランドは、そのままスコアを動かせず試合終了。
決勝トーナメント進出が、ほぼ絶望的な状況に。

そして、格下コスタリカに破れたウルグアイは、この試合で勝ち点3を手にしたことで、最終戦イタリア戦に、決勝トーナメント進出の可能性を残した。

(文:内藤秀明)

【了】

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