香川と長友の左サイドが起点を作れるかがカギ
初戦からギリシャ戦の間には、ベテラン・大久保嘉人らから奮起を促すような言葉もかけられたという。
「次に切り替えて行こうって話はしましたし、自分もその気持ちでいるんで。今はもうもう切り替えています。
もちろんチームとして話し合ったことは大事ですし、何よりもまだ1試合終わっただけなんでね。ここで気持ちが折れているようでは、この4年間、何のためにやってきたって話ですから。
明日の夜7時(キックオフ時刻)になったら、最初から全力でチームのために戦うことが大事ですし、ボールタッチとか、ヘンな天候とか、相手のこととか全く気にしない。自分は最初から90分間、試合に入ることだけ考えて頑張ります」と無心になってガムシャラにピッチ上で走り回ることを誓った。
香川が本来の左サイドで出る場合、相手の右サイドバック・トロシディスとのマッチアップが1つの注目点となる。
清武弘嗣も「相手の15番が積極的に上がってくるので、そこのサイドは突けると思うし、日本は左からの攻撃で右で仕留めるっていうのが多いので、うまくハマればチャンスになると思う」と強調した通り、香川と長友佑都がこれまで通り、起点を作れるかどうかが勝負の大きな分かれ目になる。
そういう相手の分析を頭に入れつつも、それに縛られることなくプレーできるかどうか。そこが、香川が本来の怖さを取り戻せるか否かの分かれ目となるだろう。
キャプテンの長谷部誠も公式会見で「真司は僕らのチームには非常に重要な選手なので、やってくれると思っています」と期待を込めて語った。ギリシャ戦は、コートジボワール戦で輝けなかった10番の真価が問われる一戦となる。
【了】
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