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【W杯・試合採点】オランダ対オーストラリア(グループB)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

オランダ対オーストラリア 寸評

 グループB、オランダ対オーストラリアの一戦は、得点が多く決まる、魅力的な展開になった。まず、前半20分ロッベンが個の力で状況を打開し、先制点を奪う。

 しかし、リードは長く続かない。21分には、滞空時間の長いクロスを、ケーフルがボレーで合わせて、オーストラリアが追いつく。その後も、お互い攻め合うが、スコアは動かず。前半を折り返す。
 
そして、後半に入り、まずスコアを動かしたのは、オーストラリアだ。後半9分、途中交代のボザニッチが仕掛けて、クロスを送ると、ボールはヤンマートの手にあたる。審判は、ハンドと判定し、オーストラリアはPKをゲット。ジェディナクが落ち着いて決めて、オーストラリアはなんと逆転に成功する。

 しかし、オーストラリアのリードは長く続かなかった。オランダは、4分後の後半13分、ファン・ペルシーが得意な形でシュートを放ち、同点においつく。そして、後半23分には、デパイがミドルを決めて逆転に成功した。

 オーストラリアは、再び逆転してやると、攻め続けるが、それは実らず試合終了。3-2の打ち合いを制し、オランダが勝利をおさめた。

(文:内藤秀明)

【了】

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