GK 1 ヤスパー・シレッセン 6点
失点シーンはノーチャンス。それ以外は悪くないセービングだった。
DF 2 ロン・フラール 5.5点
よいカバーリングも多かったのだが、1失点目は、フラールのミス。このシーンでは、まず、ポジショニングを誤る、ケーヒルとの駆け引きに破れ裏をつかれる、落下位置の予測を誤りヘッドでクリアできず、という三つのミスを同時に一人でおかしてしまった結果、ケーヒルのスーパーゴールで失点した。
DF 3 ステファン・デ・フライ 5.5点
空中戦は強いが、時折スピードのなさを露呈した。また、素晴らしいロングフィードをみせたかと思うと、簡単なショートパスをミスするなど、得意と不得意のプレーの質の差が激しく、ムラのあるパフォーマンスだった。
DF 4 ブルーノ・マルティンス・インディ 5.5点
マークしている選手に釣り出され裏をつかれるという悪癖を露呈。レッキーとの駆け引きで苦戦した。負傷し、途中交代。
DF 5 ダレイ・ブリント 6.5点
結果こそ出なかったが、相変わらずクロスの質は高かった。また、高い位置で激しいプレッシャーを受けても涼しい顔で、簡単に相手をあしらっている姿が非常に印象的だった。
DF 7 ダリル・ヤンマート 5.5点
何度も攻め上がり、右サイドに推進力をもたらした。しかし、ボックス内でハンドして、PK献上。このシーンは、やや不注意だった。
MF 6 ナイジェル・デ・ヨング 7点
いつも通り、中盤でハードワークし、フィルターとしての役割を全うした。しかもイエローなし。これは評価したい。
MF 8 ジョナサン・デ・グズマン 5.5点
ハードワークを欠かさず、守備では奮闘したが、攻撃面では、ボールの引き出しがうまくなく、組み立てをスムーズにすることができなかった。
MF 10 ヴェスレイ・スナイデル 6.5点
高い技術でボールをおさめ、相手が混乱するパスを何度も供給した。
FW 9 ロビン・ファン・ペルシー 6.5点
消えている時間帯がやや長い日だったが、自分の得意な形でゴールを決めた。イエローをもらい、次節出場停止。
FW 11 アリエン・ロッベン 7点
2点目のシーンでは、ハーフウェーライン手前で、ウィルキンソンを、赤子のように手玉にとり、抜き去る。そのまま、快速を活かして独走してのゴール。ロッペンの強みが凝縮されたゴールだった。
交代選手
MF 20 ジョルジニオ・ワイナルドゥム 6点
デクズマンの後を引き継ぎ、しっかり試合を終わらせた。
FW 17 イェレマイン・レンス
出場時間が短いため、評価不可。
FW 21 メンフィス・デパイ 7.5点
途中出場で、同点弾をアシストし、決勝点を決めた。文句なしのパフォーマンスだ。この20歳の俊足ウインガーは、このワールドカップをステップアップのきっかけにする若手選手のうちの一人かもしれない。マン・オブ・ザ・マッチ。