特に注意すべきはセットプレー
キム・ジンス「試合をやりながら、相手のプレッシャーはあまり感じなかったです。最初はみんな背が高くて威圧感もありましたけど、試合が始まってみるとパスサッカーじゃなく、ロングボールが多かった。だからカバーリングさえしっかりしておけば、それほど恐くなかったです。
プレーをするうちにどんどん自信がわいてきて、パスをつないだり裏を取ったりする韓国のスタイルも出せるようになりました。韓国の得点シーンも浮き球のパスに抜け出して、ディフェンスラインの背後を突いた形でした。
韓国は1トップですが、瞬間的なスピードにギリシャのDFはついていけないようでした。裏に抜け出すのも、そんなに難しくなかった。選手たちの体の大きさ、強さは、むしろ攻撃で生かされていたと思います。
後半、中盤に入ったカラグーニスは存在感がありました。うまくて、落ち着いていて、セットプレーも全部、蹴っていました。
韓国は2-0で勝ちましたが、ギリシャは決して弱いチームではありません。前半、CKからポスト直撃のシュートを打たれたり、危ない場面もけっこう作られたりしたし。特にセットプレーですね。背の高い選手が多いし、キックの精度も高いので、危険に感じました。
ギリシャの選手は体が大きく、足も長い。だから僕がドリブルするために2、3歩かかるところを、一歩でガッと寄せられるんです(苦笑)。それに慣れなくて、前半は思うような突破ができませんでした」
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