日本代表は現地時間17日、合宿地イトゥでW杯第2戦のギリシャ戦に向けてトレーニングを行った。

　伊野波雅彦は、コートジボワール戦では出番が無く、外から試合を見つめていたが「相手が必ずミーティング通り出てくるわけでは無いし、自分たちの型にはまらないときに中で修正していく必要がある。その修正が出来なかった」と反省点を挙げた。

　その修正点については「ハーフタイムの時にDFラインが下がっていることは伝えた。ボランチとFWのギャップがかなり空いていたのは見ていて思った。押し上げるかFWを下げてコンパクトにしなければというのは前半の終わりの段階で見えていたけど、そこを修正できなかった。それを強く言うべきか上手く伝えられれば良かったと思う」と説明した。

　さらに、「今まで相手に合わせて柔軟になるというのをやっていない。結局、自分たちのプラン通りにいかなかったときに歯車が狂ってしまうので、それを修正できなかったのが問題」と述べた。

　また、「試合中に修正していくのを個々のレベルでもやっていかなければ勝てないし、それが少しも出来なかった。各々が自分たちのクラブでやっていればそう言う状況はある。それをくぐり抜けてきた選手はいっぱいいるはず」と、選手それぞれが意識することの重要性を語った。

　2日後に迫ったギリシャ戦への対策については「右サイドからのアーリークロスだったり、左サイドのサマラスがキーポイントになる。その辺を守るうえでは気をつけたいと思う」とし、高さへの対策に関しては「今に始まったことではない。それを気にするのではなく、他の点を修正する方が良い」と語った。

【了】

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