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【W杯・試合採点】ベルギー対アルジェリア(グループH)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

ベルギー対アルジェリア 寸評

 グループH、ベルギー対アルジェリアの一戦は、常にベルギーが攻め、アルジェリアは引いて守る展開になる。しかし、先制点を奪ったのは、ベルギーではなかった。
 
前半25分、アルジェリアは、ベンタレブの質の高いスルーパスもあり、左サイドを攻略。そして、攻め上がっていた左サイドバック、グラムがクロスをボックスに入れた。そのシーンは、カウンターではなかったので、中の人数は揃っているはずなのだが、フェルトンゲンのポジショニングを誤り、マークが遅れる。

すると、フェルトンゲンは、思わず手を使ってフェグリを倒してしまい、PKを献上。それをフェグリ自身が落ち着いて決め、アルジェリアが先行をする。
 
まず同点にしたいベルギーだが、アルジェリアの集中した守備もあり、攻めきれない。その後、スコアは動かず、前半を折り返すと、ベルギーのマルク・ビルモッツは次々に手をうちはじめる。後半開始と同時に、シャドゥリに代え、メルテンス。58分には、ルカクに代え、オリギ。

65分には、デンベレに代え、フェライニと、3枚の交代カードを早い時間に使い切る。すると、その采配が試合を変える。70分には、交代で入ったフェライニが。80分には、同じく交代で入ったメルテンスがゴールを奪い、逆転に成功した。その後、アルジェリアに反撃する力はなく試合終了。監督の采配が冴え渡り、2-1でベルギーが勝利をおさめた。

(文:内藤秀明)

【了】

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